この記事を読まれているということは、あなたは就活をされているのだと思います。
あるいは将来の就活に向けて、動き出している人もいるかもしれません。
いずれにしても、就活の最終目標である「内定」を目指しているという共通点があります。
【内定ロードマップ】はそんな方々のお手伝いをできればと思い作成ていきます。
今回はその第1弾です、さっそく業界分析について学んで最初の一歩を踏み出しましょう!
大学で2留した私ですが必死の就活が実り、現在は倍率250倍のホワイト企業で働いています。
その経緯をまず知りたい方はこちらの記事をクリックしてご覧ください。
業界分析が必要な3つの理由
アパレル業界や金融業界など、業界はたくさんありますよね。
アパレルは服を作ったり売ったり、金融はお金を貸したりしています。
就活のバイブルと呼ばれる業界地図に載っている他の業界も、一度は耳にしたことがあるものばかりです。
なんとなくイメージも湧く業界ですが、なぜ敢えて分析する必要があるのでしょうか?
業界分析が必要な理由は以下の3つです。
・業界ごとの年収の差を知るため
・自分の性格・能力に合う業界を選ぶため
・業界を知らなければ、面接で落とされる
それぞれ解説します。
・業界ごとの年収の差を知るため
業界によって給料は全く異なります。
そのため、業界選びはそれぞれの給料を把握してから行わないと後悔することになってしまいます。
唐突ですが質問です、お金って好きですか?
もちろん私はお金が大好きです。
もし私が灼熱の砂漠で放置されたとして10日後、キンキンに冷えた三ツ矢サイダーと500円玉が目の前に現れても、500円玉を先に拾うくらいお金が好きです(笑)
そんな魅力的なお金といえば、人生でも重要になってくるのが年収です。
できれば年収の高い企業を探したい、そう思うのが自然です。
有名な会社は年収高くて、知らない会社は低そう。
実はこれ間違いなんです。私も最初はそう思っていました。
実際は、稼げる年収は会社が属する業界で決まります。
例えば業界の比較として、コンサルティング業界と食品メーカーを比べてみましょう。
まず各業界の平均年収ですが
コンサル業界は約1000万円⇔食品メーカーは約600万円
と、かなり差があります。
食品メーカーの平均年収の一例として、森永製菓は約780万円とのデータがあります。
お菓子などで有名、就活でも超人気の企業ですがコンサル業界の平均には遠く及ばないのです。
このように、いくら有名な企業であっても給料の高い業界には敵わないのが現実です。
希望する年収を考えて、業界分析しましょう。
・自分の性格・能力に合う業界を選ぶため
自分に合う業界を見つける必要があります。
例えば、英語がバリバリできる人が必要とされている業界に、
ゲームが得意な人が挑戦しても相手にされませんよね(笑)
就活までの時間が限られているあなたの価値をすぐに最大化するためには、
自分の性格・能力が求められている業界に応募するしかありません。
自分の得意な分野に絞って手を挙げましょう
これは単に優秀な業界や劣っている業界があるのではなく、
あくまで業界によって従業員に求められている性格や能力が違うということです。
業界分析をして戦いやすい場所を見つけましょう。
・業界を知らなければ、最終面接で落とされる
業界分析をしないで最終面接に行くと、確実に落ちます。
その理由を知るために、面接官Pさんの気持ちになって一緒に考えてみましょう。
~~Pさんの新卒採用ものがたり開始~~
Pさんは35歳、大手自動車メーカー『トマト自動車』社員です。
去年結婚すると同時に人事部に配属となりました。
家族もできたし稼ごうと意気込むPさん、当然会社から実績を評価される必要があります。
採用担当Pさんの実績とは何で決まるのでしょうか?
そう、答えは新卒採用です。
Pさんが一番恐れること、それは新入社員が辞めることです。
新入社員が辞めると会社からの評価はガタ落ちします。
実は新卒採用では、一人当たりの採用コストは50万円以上と言われています。
言い方は悪いですが、新卒社員の退職は会社にとっては無駄な50万円の買い物と同じです。
一方で、採用で結果を出せば、Pさんは会社から評価されてお給料がたくさん貰えます。
新婚旅行で夢のハワイ10日間の旅に行くための、資金が増えるわけですね。
やる気満々のPさんのもとに2人の大学生が最終面接にやってきます。
面接にやってきたAさんとB君
面接が始まってから5分、10分と時間が過ぎていきます。
緊張感に包まれる中ついに、Pさんが一番聞きたかった質問を繰り出します。
平静を装っているPさんですが、内心はハラハラドキドキです(笑)
では、次の質問です。
率直に伺いますが、お二人は弊社が第一志望でしょうか。
また、他に受けている企業はありますか?
はい、御社が第一志望です!
他にはマグロビール・ジャガイモ電機・大根ハウスを受けています。
ありがとうございます。
他の会社さんも、すごくいい会社だと思うのですが
弊社のどこに、各社を上回る魅力を感じて頂けたのですか?
はい!
私は自分が大好きな商品で世の中に貢献したいと考えています。
愛情を込められる製品を広く売ることが、私の夢です。
その中でも自動車は男の夢でもありますし、世界のどこで販売しても、人々の役に立つと考え、自動車No1メーカーの御社で働きたいと考えています。
そう言って頂けて光栄です。ありがとうございます。
では、次にAさんお願いします。
はい、御社が第一志望です。
他にはミルク自動車・ホタテ自動車・人参モーターを受けています。
ありがとうございます。
自動車メーカーばかりですが、なぜ自動車なのでしょうか?
弊社が第一志望と言って頂ける理由もお願いします。
世の中にあるどんな商品も、世界の役に立つと思います。
その中で私が自動車に魅力を感じたのは、~~という経験をしたからです。当時から自動車に関わりたいと考えてきました。
第一志望の理由ですが、空飛ぶクルマ化が進む今の世の中で、御社は国内メーカーで最も早く、外国企業との情報交換を行っておられました。
柔軟かつ迅速な動きをされている御社で、私は自身の英語スキルも活かして世の中に貢献したいと強く考えております。
ありがとうございます、では面接を終了します。
結果は明日ご連絡します。忘れ物には注意してくださいね。
本日はお越しいただきありがとうございました。
さて、Pさんの中で採用する人物は決まっています。
どちらでしょうか、考えてみてください。
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Pさんが採用すると決意したは、Aさんです。
その後、入社したAさんは営業を経て開発部門に配属。
時は過ぎて20年経った頃、
世界で最初の空飛ぶクルマに携わった一人としてAさんは有名人となります。
素晴らしい採用をしたPさんは、人事部長に昇進、家族と幸せに暮らしていましたとさ。
~~Pさんの新卒採用ものがたりおしまい~~
いかがでしたしょうか。
Aさんが採用された理由、それは強い動機付けと、業界理解の深さです。
逆に、Bさんが採用されなかった理由は、内定を出しても辞退する可能性が高いからです。
Bさんも人柄はよく、最終面接に辿り着く優秀な人物ですが、落ちてしまったわけです。
皆さんは是非、業界分析を行ってから面接に向かいましょう。
まとめ
ここまで読んで頂きありがとうございました。
さて、今回は業界分析の目的を解説してきました。
その理由は3つ
・業界ごとの年収の差を知るため
・自分の性格・能力に合った業界を選ぶため
・業界を知らなければ、最終面接で落とされるため
でした。
業界分析には膨大な時間が必要です。
その業界分析を最速3ステップで完了できる方法はこちらの記事にまとめています。
今後も就活に関する有益情報を次々と更新します。
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まだ自己分析が終わってない方や、自己分析をする理由が分からない方は
是非こちらの記事も参考にしてください。
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